松井裕樹 パドレスと合意間近 「複数年契約」大リーグ公式サイト伝える 所属ダル「気になって眠れません」
楽天から海外FA権を行使した松井裕樹投手(28)がパドレスと複数年契約で合意間近と19日(日本時間20日)、大リーグ公式サイトが伝えた。
パドレスにはダルビッシュが所属。今季はナ・リーグ西地区3位でプレーオフ進出を逃し、オフにシルト新監督が就任した。大谷が加入したドジャースとは、来季の開幕シリーズを3月20、21日にソウルで行う。
ダルビッシュは同日、自身のXに新規投稿。松井の合意間近の報道に「気になって眠れません」とつづった。2人は今年3月のWBCでともに侍ジャパンの一員として世界一奪還に貢献。左腕はWBC公式球への適応に苦しんでいたが、ダルビッシュが助言を繰り返し、バックアップした経緯がある。
同サイトは松井の投球についても解説。最速154キロの直球とスプリット、スライダーの変化球があり、「昨季は対戦打者の32・4%から三振を奪い、通算奪三振率は31・9%」と、三振を取れる投手として紹介する一方で、四球の多さも指摘した。
◆サンディエゴ・パドレス ナショナル・リーグの拡張に伴い、1969年に創設。ワールドシリーズには84年と98年の2度進出したが、制覇はない。OBには通算3141安打のトニー・グウィン、メジャー歴代2位の通算601セーブを挙げたトレバー・ホフマンがいる。ダルビッシュ有が21年から所属し、野茂英雄氏は球団アドバイザー。本拠地球場はペトコ・パーク。