ドジャース「当分の間」WS制覇有力候補とESPN ヤンキース10年429億円提示も
オリックスからポスティングシステムを使って大リーグへの移籍を目指していた山本由伸投手(25)が、ドジャースと12年3億2500万ドル(約464億8000万円)で合意したと21日(日本時間22日)、大リーグ公式サイトなど複数の米メディアが伝えた。契約期間、総額ともに投手ではメジャー史上最大。
米全国紙USAトゥデーは21日、ヤンキースが山本に10年3億ドル(約429億円)を提示していたと伝えた。1年平均年俸では2700ドル(約38億6000万円)のドジャースに対し、ヤンキースは3000万ドル(約42億9000万円)と上回ったが、獲得には至らなかった。
ニューヨーク・ポスト紙(電子版)は「メッツからは同様の期間、金額のオファーがあった。ヤンキースも3億ドルを提示した」と伝えた。メジャー公式サイトは「この冬のドジャースはまたしても歴史的な契約にこぎ着けた」と大々的に報じ、スポーツ専門局ESPN(電子版)は「ロサンゼルスにスーパーチームが誕生」と特集。「来季だけではなく当分の間はワールドシリーズ制覇の有力候補になる」と記した。
今後について、前出のニューヨーク・ポスト紙は「山本を獲得できなかったヤンキースは、今永らに照準を切り替えるだろう」と分析した。