山本由伸 ドジャースと12年契約も6年目と9年目終了時に契約破棄の権利 契約金節税効果は10億円の可能性 米報道

 オリックスの山本由伸投手とドジャースが合意したと報じられた12年3億2500万ドル(約464億8000万円)の契約に関して米スポーツサイト「ジ・アスレチック」は22日(日本時間23日)、3億ドル(約429億円)の攻防を繰り広げたドジャース、ヤンキース、メッツの3球団の提示条件を検証した。

 前日に両者の合意を速報で伝えたケン・ローゼンタール記者による署名記事は、ドジャースとの契約は終盤に年俸が上昇するバックロード式で、6年目と9年目の終了時にオプトアウト(契約破棄)の権利が選手側にあるとした。また、総年俸3億2500万ドル(約464億8000万円)に含まれているサイニングボーナス(契約金)5000万ドル(約71億5000万円)は24年に年俸とともに支払われるという。

 さらに公認会計士の見解として課税についても言及。ドジャースが拠点とするカリフォルニア州の非居住者には州税がかからないため、山本が来季に受け取る契約金5000万ドル(約71億5000万円)に対する節税効果は720万ドル(約10億3000万円)になる可能性があると伝えた。

 一方、山本の移籍先として有力視されていたヤンキースは10年3億ドル(約429億円)を提示。選手の評価として重視されるAAV(1年平均年俸)はドジャースの2708万ドル(約38億7000万円)を上回る3000万ドル(約42億9000万円)で、さらに最初の5年間の年俸総額はドジャースより上で、5年目終了時にオプトアウト(契約破棄)の権利も付いていたが、契約金は入っていなかったという。3億ドルから上積みをしなかったのは、19年オフに投手では史上最大の9年3億2400万ドル(約463億3000万円)で合意したエースのコールの存在があったことを示唆した。

 ヤンキースと同じニューヨークを本拠とするメッツもドジャースと同じ10年3億2500万ドル(約464億8000万円)の条件を提示したが、同サイトは「ヤマモトが純粋に他のどの球団よりもドジャースが好きだっただけなのかもしれないという考え方の信ぴょう性は高い」と記述した。

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