今永昇太争奪戦、米報道過熱 総額140億円超? 最終候補エンゼルス、カブス、Rソックスなど4球団?
DeNAからポスティングシステムを使って大リーグへの移籍を目指す今永昇太投手に関して米メディアの報道が過熱している。
交渉期限の米東部時間11日(日本時間12日)まで1週間を切った5日、過去にレッズとナショナルズのGMの経験を持つMLB評論家のジム・ボウデン氏は自身のXで今永の移籍先の「最終候補」を伝えた。
情報筋の話として、大谷翔平選手をFAで失い、先発陣の補強が急務のエンゼルスのほか、大谷とオリックスの山本由伸投手(現ドジャース)の獲得に動いたとされるレッドソックス、カブス、ジャイアンツを列記。レッドソックスには元オリックスの吉田正尚外野手が、カブスには元広島の鈴木誠也外野手が所属しており、契約が決まれば、日本選手が投打の柱として共闘することになる。
3日には米スポーツ専門局、ESPNが今永の契約の総額が1億ドル(約144億円)に到達する可能性とともに移籍先候補としてヤンキース、レッドソックス、すでに大谷と山本を獲得したドジャースを挙げた。その一方でヤンキースとメッツが拠点とするニューヨークの地元メディアは両球団が今永の争奪戦から撤退したと報じるなど、情報が錯綜している。
福岡出身の今永は駒沢大をへて15年ドラフト1位でDeNAに入団。1年目から先発ローテーション入りし、昨季まで8年間で通算165登板、64勝50敗、防御率3・18の成績を残した。昨季は3月に開催されたWBCでは日本代表の世界一に貢献し、公式戦では最多奪三振を記録した。
同投手の代理人を務める「オクタゴン」の長谷川嘉宣氏は昨年12月に行われたウインターミーティングの会場で球団選びについて「西海岸や東海岸などのこだわりはない。自分を評価してくれる球団であったり、一番の強みはメイクアップの部分だと思うので、こっち(メジャー)に来てからの対応力だとか、もっと良い投手になりたいという願望がすごく強い投手なので、自分の力を試すだけじゃなく、向上したい気持ちがある。そういう意味では、より良い投手になるようなことを見せてくれるチームが彼に響くんじゃないかなと思います」と発言。交渉期限まで時間をかけて移籍先を決めていくとみられる。