楽天から海外ＦＡ権を行使し、パドレスと総額２８００万ドル（約４０億円）の５年契約を結んだ松井裕樹投手（２８）が９日（日本時間１０日）、オンラインで入団会見を行った。

　複数の球団が興味を示す中、パドレスを選んだ松井は会見で「ファーストオファーを頂いたのもパドレスですし、非常に熱意を感じた」と決断の理由を説明した。

　決め手の一つにチームメートとなるダルビッシュを挙げ、「僕の中ではかなり大きな存在。こんな大人、こんな野球選手になっていきたいという目指すべき人」と熱く語った。

　大谷、山本が加入した同地区のドジャースに「牙城を崩せるようにやらないといけない」と対抗心を燃やす。大谷とは移籍決定後にメールのやりとりをし、「『契約おめでとう』と言っていただいて、『同地区だけどよろしくね』って言われました」と明かした。

　楽天で通算２３６セーブを挙げた男は「勝ち取るつもり」と守護神奪取への決意も口にした。