元中日・ロドリゲス、ブルージェイズと4年47・4億円で合意 キューバから亡命し争奪戦 菊池と共闘 海外記者伝える
昨年10月に中日から契約を解除されたキューバ出身のジャリエル・ロドリゲス投手がブルージェイズと4年3200万ドル(約47億4000万円)で合意した、と17日(日本時間18日)、全米野球記者協会の所属し、中南米球界に詳しいフランシス・ロメロ記者がXで伝えた。
ロドリゲスは昨季、中日で56試合に登板し、防御率1・15、リーグ最多の39ホールドをマーク。今年3月に開催されたWBCではキューバ代表として出場したが、大会終了後は来日することなく、亡命したと報道されていた。
同記者は過去の投稿でロドリゲスがドミニカ共和国の施設でメジャー球団のスカウトを集めて公開練習を行ったと報告。直球の最速が97マイル(約156キロ)を計測し、「メジャー10球団以上が積極的に獲得を検討している」と争奪戦を予想していた。
キューバ出身の選手がNPBでプレーした後に亡命し、メジャーへ移籍した例は少なくない。昨季はレンジャーズの主砲としてワールドシリーズ制覇に大貢献したアドリス・ガルシア外野手は16年に巨人に在籍した後、亡命して米球界入り。元ソフトバンクのオスカー・コラス外野手は昨年にホワイトソックスと契約金270万ドル(約4億円)で合意したと報道されている。14年にDeNAでプレーしたユリ・グリエル内野手は16年にアストロズと5年4750万ドル(約70億円)の契約を結んでいる。