ドジャース 健康上の問題でパクストンの年俸を5・5億円減額 米報道 昨季7勝 今季年俸総額19・1億円
大谷翔平、山本由伸両投手が所属するドジャースが1月29日(日本時間30日)に1年契約を発表した先発左腕のジェームズ・パクストン投手が健康上の問題を理由に年俸が1100万ドル(約16億1000万円)から700万ドル(約10億3000万円)に減額された、と米スポーツサイト「アスレチック」が31日(同2月1日)、報じた。
同サイトが情報筋の話として伝えたところによると、問題があった箇所は不明だが、「契約を破棄するほど深刻なものではなかったが、契約の構成を練り直すことになった」と記述。年俸は400万ドル(約5億8000万円)減ったが、出来高などを含む総額は再構成前と同じ1300万ドル(約19億1000万円)だという。
カナダ出身のパクストンは13年にマリナーズでメジャーデビューし、17、18年に2桁勝利をマーク。ヤンキースへ移籍した19年には自己最多の15勝を挙げた。しかし、21年に左肘手術を受け、22年は全休。レッドソックスに在籍した昨季は19登板、96イニングを投げ、7勝5敗、防御率4・50だった。メジャー通算成績は64勝38敗、防御率3・69。
今オフのドジャースは二刀流の大谷と10年7億ドル(当時のレートで約1015億円)で、オリックスの山本を12年3億2500万ドル(約477億円)で合意したほか、レイズとのトレードで獲得したグラスノーと5年1億3650万ドル(約200億円)で契約を延長し、先発陣の補強に成功した。
同サイトは、昨年9月に右肘手術を受け、今季は打者に専念する大谷については言及しなかったが、山本がメジャー1年目であること、グラスノーの自己最多投球回が120イニングであること、さらには、22年に2度目の右肘手術を受けたビューラーが開幕負傷者リスト入りの可能性など、不安材料があることも伝えた。