ドジャースの大谷翔平投手が３日（日本時間４日）、ドジャースタジアムで開催されたファン感謝イベント「ドジャーフェスタ」に参加。選手や監督によるトークショーではトリを務め、３万５０００枚のチケットが完売した会場を沸かせた。

　フィールドの中堅あたりに作られた特設ステージ。背番号１７のユニホームをまとった大谷が水原通訳と舞台に上がると球場に押し掛けたファンから大きな歓声と拍手が起こった。

　球団専属実況のホセ・モタ氏との質疑応答。大きな話題となっている愛犬デコピンの近況を問われると水原通訳を介さずに「Ｈｅ　ｉｓ　ｇｏｏｄ．（元気ですよ）」と即答。レーザーポインターの光を追いかけて走り回る遊びが“マイブーム”であることを明かし、会場を沸かせた。

　食生活に関しては「ピザ派？ハンバーガー派？」と問われると、こちらも「バーガー」と即答。カリフォルニア発祥の「インアウトバーガー」がお気に入りだと答えるとファンから歓声と拍手が起こった。

　モタ氏は料理好きなのようで「たこ焼き、とんかつ、お好み焼き、天ぷら、焼き鳥、テリヤキ、しゃぶしゃぶの中で僕に作ってほしいものは？」の問いには、少し考えてから「たこ焼き。ははは」と意外？な好物を告白。日本ハム時代からよく知る水原通訳との関係には「ビジネスだけの関係。友達ではないです。ははは。割り切って付き合ってます」とニヤリ。会場の爆笑を誘い、モタ氏は「なんてこった！」と頭を抱えた。

　トークショーの最後はファンへのメッセージだ。「ワールドシリーズの優勝だけを、ファンの人たちもそうだと思いますけど、僕自身も目指しているので、一緒になってシーズンを戦うことができたら最高だなと思います」。大歓声と拍手、ショウヘイコールが響き渡るなか、大谷が笑顔でステージを降りた。