大谷翔平 開幕「間に合う」打撃練習「100%でやっている」 ロバーツ監督はベッツ、フリーマンに続く「3番」明言
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(29)が3日(日本時間4日)、本拠地ドジャースタジアムで開催されたファン感謝イベントに参加。昨年9月に靭帯再建手術を受けた右肘のリハビリは予定通りに進んでいることを明かし、「このまま順調にいけば間に合うと思う」と3月20日に韓国で開催される開幕・パドレス戦での復帰に自信を見せた。
大きな歓声と拍手に交じり、「ショウヘイ」コールも起こった。トークショーのトリで、大谷が特設ステージに登場する。移籍後、ファンの前に姿を現したのは初めて。前売りチケット完売の3万5000人が押し寄せた会場が熱狂した。
「ワールドシリーズの優勝だけを僕自身も目指してるので一緒になってシーズンを戦うことができたら最高」。勝利を渇望する二刀流の熱いメッセージに会場の温度はさらに上がった。
キャンプインまであと6日。現在は昨年9月19日に手術を受けた右肘のリハビリに励んでいる。昨年12月14日の入団会見の時点で素振りしかできなかった打撃練習は、「ティー(打撃)とフリップ(トス打撃)を100%(の力)でやっている」。キャンプ地のアリゾナ入り後、マシン打撃などを再開する見通しだ。
投球についてはキャンプイン後に「軽いスローイングから始めて若干、慎重にいくんじゃないかなと思う」としつつ、「(18年の)1回目の手術の時よりはスムーズに来ている。今のところ予定通り」とうなずいた。
3月20日に韓国・ソウルで行われる開幕・パドレス戦にも言及。「スケジュール通りにきている。間に合うんじゃないかなと思う」。気候や過密日程などが危惧されるが、打者としての復帰に自信をのぞかせた。
ド軍は1、2番コンビのベッツとフリーマンに大谷が加わり、確実に破壊力が増した。全員がMVPを獲得しているメジャー屈指の上位打線。3人の並びに注目が集まる中、ロバーツ監督が口を開いた。「1番ベッツ」「2番フリーマン」「3番大谷」。イベントのトークショーでファンの反応を確認しながら早くも今季の打順を明言した。
昨季まで6年間プレーしたエンゼルスに別れを告げ、選んだ新天地。「1年目のつもりで(シーズンに)入る。新たなスタートだと思ってやりたい」。MLBの枠を超え、今やスポーツ界を代表する選手に成長した大谷が、7年目に向けて本格的に動き出す。