ドジャース、レジェンド左腕カーショーと再契約 一筋16年210勝&14年投手4冠 左肩手術で夏復帰予定 米報道

 大谷翔平、山本由伸両投手が所属するドジャースがメジャー16年210勝のレジェンド左腕、クレイトン・カーショー投手と再契約を結んだ、と6日(日本時間7日)、大リーグ公式サイトが伝えた。

 3月に36歳を迎えるカーショーは06年ドラフト1巡目全体7位でドジャースに入団。昨季まで一筋16年で通算210勝、防御率2・48を残し、MVP1回、サイ・ヤング賞3回、最多勝3回、最優秀防御率5回など、数々のタイトルを獲得。14年にはMVP、サイ・ヤング賞、最多勝、最優秀防御率の4冠を達成している。

 昨季は前半戦だけで10勝を記録し、10回目の球宴メンバーに選出されたが、7月から8月にかけて左肩痛で離脱。それでもチーム最多となる13勝(5敗)、防御率2・46をマークし、チームの11年連続ポストシーズン進出に貢献した。

 今季以降の動向が注目されるなか、昨年11月には自身のインスタグラムで左肩の手術を公表。施術箇所は左肩の関節上腕靭帯と関節包であることを明かし、ドジャース球団医で昨年9月に大谷の右肘手術にも尽力した執刀医のエルトラッシュ医師に感謝。「来年の夏に復帰したいと思っています」と、メジャー17年目に意欲を示した。

 ドジャースの先発陣は昨季終了後にカーショー、21年20勝の左腕ウリアス、昨季途中に補強したリンがFAとなっただけでなく、核となるはずのメイとゴンソリンが右腕や右肘の手術で今季は絶望的。22年に右肘手術を受けたビューラーも開幕は不透明な状況で補強が急務の状況にあるなか、二刀流の大谷と10年7億ドル(当時のレートで約1015億円)で、オリックスの山本を12年3億2500万ドル(約481億円)で争奪戦を制したほか、レイズとのトレードで獲得したグラスノーと5年1億3650万ドル(約202億円)で契約を延長。さらに先月末には12年目左腕のパクストンとの1年契約を発表し、大補強を展開した。しかし、その一方で先発陣の健康状態や経験不足などが不安視されている。

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