大谷翔平 ドジャースキャンプインに日米メディア100人集結 適度な距離保ち対話スムーズ

 米大リーグ、ドジャースに加入した大谷翔平選手(29)が9日、アリゾナ州グレンデールで、他球団に先駆けてバッテリー組のキャンプインを迎えた。昨年、10年総額7億ドル(約1015億円)で契約した新天地でのメジャー7年目。昨年9月の右肘手術のリハビリ中で、室内で投手陣とは異なる個別メニューで調整したが、さらなる高みを目指して戦う第一歩となった。また投手史上最大の12年総額3億2500万ドル(約463億円)で加入の山本由伸投手(25)は、ブルペン投球で仲間を驚かせた初日となった。

  ◇  ◇

 ドジャースのキャンプ地のアリゾナ州グレンデールには、肌寒い気候の中でも日米のメディア約100人が詰めかけた。以前から多くのスター選手を抱える伝統球団らしく過度な規制は敷かず、取材では報道陣がもみくちゃにならないよう、大谷の両脇にスタンドを立てベルトで仕切った。適度な距離を保ち、スムーズに対話が進んだ。

 数百人が足を運んだ観客については、関係者エリアに入らないよう目を光らせる警備員はいるが、目の前を通る選手にサインを求めるなどの交流は妨げない。大谷は屋内での調整でグラウンドに現れなかったが、背番号「17」のユニホームを着たファンも目立ち、ロサンゼルスから訪れたファンもいた。

 過熱する大谷フィーバーに、ロバーツ監督は自身が選手としてプレーした2007年のジャイアンツを引き合いに出した。この年、ボンズが755本の大リーグ最多本塁打記録を更新。メディア対応を制限したボンズに代わって積極的に様子を発信したという。「比較するわけじゃないが翔平がどれほどに特別な選手なのか、みんなが理解している」。チーム全体で大谷を支える必要性を説いた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス