ドジャース・山本由伸 「マジでエグかった」打席で球筋見たラックス大絶賛! 直球も変化球も「すべてが安定」

 米大リーグ、ドジャースに投手史上最大の12年総額3億2500万ドル(約463億円)で加入の山本由伸投手(25)が9日、アリゾナ州グレンデールで、他球団に先駆けてバッテリー組のキャンプインを迎えた。ブルペン投球で仲間を驚かせた。昨年、10年総額7億ドル(約1015億円)で契約した大谷翔平選手(29)は、昨年9月の右肘手術のリハビリ中で、室内で投手陣とは異なる個別メニューで調整したが、さらなる高みを目指して戦う第一歩となった。

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 背番号18のユニホームを着た山本が、早くもチームメートを驚かせた。ブルペンで21球を投げた中、4球目から左打席に入った遊撃手のラックスから「マジでエグかった。すごかった」と大絶賛された。

 直球を8球連続で投じた後にツーシーム、カーブ、カットボール、スプリットを交えた。ラックスは「すべて安定していた。スプリットは90~92マイル(145~147キロ)、直球は94、5マイル(151~153キロ)ほどに感じた」と振り返る。さらに左足を高く上げないフォームを「150キロ台の直球に加えてほぼスライドステップ(クイック)で投げてくるのでタイミングが取りづらい」と評し「すぐに成功すると思う」と太鼓判を押した。

 ロバーツ監督らと投球を見守ったフリードマン編成本部長は「基礎がしっかりできているし、素晴らしい才能を持っている。とてもユニークな投手だ。これから長年にわたって我々の大きな力になるのは間違いない」と評価。投球前には同じ先発のビューラーとキャッチボールを行い、練習の合間にはセットアッパーのグラテロルと通訳を介して談笑。また、オリックス時代のような“やり投げトレ”も実施し、ファンの歓声には、笑顔で手を振る場面もあった。

 この日、山本の取材対応はセッティングされなかったが、球団公式SNSでは練習前に実施されたインタビュー動画を公開。「こっちに来てドジャースのウェアを着て、さらに実感が強く湧いています。(他の選手に学びたいことは)取り組みや立ち振る舞い、スター選手の良さがあると思うので感じていきたい。(目標は)ワールドチャンピオンです」などと話し、充実の初日となった。

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