大谷翔平の通訳・水原一平氏も“二刀流” 今季は試合で山本由伸の通訳兼任 ドジャースの方針判明 オープン戦から

 ドジャースの大谷翔平投手の通訳を務める水原一平氏が試合では山本由伸投手の通訳も兼任する方針であることが10日(日本時間11日)、分かった。同氏はキャンプ地のアリゾナで22日から始まるオープン戦から選手とともにベンチ入りし、3月20日に韓国で開幕を迎えるレギュラーシーズンでも両投手をサポートしていく。

 MLB広報部はこの日、通訳のベンチ入りについて「各球団は特定のポジションを埋める者を試合のベンチに入れる場合、リストを提出する必要がある。試合に出場する選手に必要とされる各言語の通訳はそのリストに記載することができる」と説明した。

 ドジャースは今オフ、エンゼルスからFAになった大谷と10年7億ドル(当時のレートで約1015億円)で、オリックスの山本と12年3億2500万ドル(同463億円)で獲得。前者はメジャー1年目から専属通訳を務める水原氏が選手とともに籍を移し、後者は前日のバッテリー組キャンプ初日から園田芳大氏が新たな通訳に就任した。

 MLBの規定では通訳2人が同時にベンチ入りすることは可能だが、ドジャース関係者は「ベンチのスペースには限りがあり、現実的には難しい」と判断。大谷の古巣でもある日本ハムで海外選手の通訳を務め、メジャーでも昨季まで6年間の実績を持つ水原氏を2人のサポート役に指名した。

 水原氏は22日から始まるオープン戦から2人の通訳を兼任。試合中だけでなく、試合前の投手ミーティングなどにも参加することも決まっている。前日には大谷がマッサージを受ける時間を利用して、山本と一緒にフィールドに出て、キャッチボールやブルペン投球練習にも同行。意思疎通を図るとともに大谷の来季投手復帰を見据えて投手陣の練習メニューを確認した。

 昨年9月に受けた右肘手術からの完全復活を目指す大谷を彷彿とさせる“二刀流”。水原氏が新たなシーズンに向けて選手とともに戦闘態勢を整えていく。

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