パドレス・松井裕樹、仰天4カ国語披露 日、英、スペイン語、韓国語 メジャー1年目キャンプ初日に報道陣驚かせる
「パドレス春季キャンプ」(11日、ピオリア)
松井裕樹投手が11日(日本時間12日)、ダルビッシュ有投手とともにバッテリー組のキャンプ初日を迎えた。練習前の会見では日、米、韓のメディアを前にカンペなしで英語とスペイン語であいさつし、質疑応答でも韓国語を披露し、報道陣を驚かせた。
1月9日にオンラインで入団会見を行っている松井はこの日が初めての対面取材。報道陣の前に現れると、英語にスペイン語を交えながら自己紹介し、球団や愛妻へ感謝の言葉を口にした。約1分半、カンペなしでスピーチを終えると、周囲から拍手が起こった。
英語だけでなく、スペイン語も入れたことには「(カリフォルニア南部の)サンディエゴはメキシコも近いので」と説明。英語の家庭教師と相談しながら文章を作成して猛練習したことを明かし、「緊張しました」と笑みをこぼした。
チームには韓国出身の内野手、金河成(キム・ハソン)と新戦力のリリーフ、高佑錫(コ・ウソク)がいる。韓国メディアから二人とのコミュニケーションを問われると、松井は「あいさつしただけなんですけど」と言ってから、韓国語で「マツイユウキです」。想定外の返答に質問した記者は「びっくりしました」と目を丸くした。
野球以外の話題では車の運転にまつわるエピソードも披露。「車線が(日本とは)逆なので、1回、普通に右折で奥に入りました」と告白し、爆笑を誘った。
バッテリー組の集合日だった前日はダルビッシュとともにブルペンに入り、43球を投げた松井。「リリーフとしての準備をしっかりして、投げるポジション(役割)についてはまだ実績もないし、しっかりとバッターを抑えていって勝ちゲームで投げれるように頑張っていきたいなと思います」。今後はブルペン1回、味方打者を相手に投げるライブBP登板1回をこなし、オープン戦に突入する。