山本由伸、MLB移籍後もオリックス元同僚と交流 愛ある“先輩いじり”「早く1軍に上がってから電話してきて」

 練習後に報道陣の質問に答える山本
 大谷(左端)らが背後から見守る中で投球練習をした山本(撮影・小林信行)
 練習後に大谷(左)らと談笑しながらクラブハウスへ引き揚げる山本(右)=撮影・小林信行
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 「ドジャース春季キャンプ」(11日、グレンデール)

 山本由伸投手がメジャー移籍後も昨季まで所属したオリックスの選手たちと交流していることを明かした。

 キャンプ地のアリゾナと日本の時差は16時間。山本は「ちょうど僕が夜、家でゆっくりしている時に向こうが練習してたりするんで、ビデオ通話したりして、みんなと話したりしました」と、良い気分転換になっている様子。「電話したらロッカーにみんないたんですけど、けっこう今、30歳ぐらいの選手とかはまだ2軍の方で調整してるんで、早く1軍に上がってきてから電話してきてくださいとは言いました」と、会話内容を明かして笑った。

 オリックスでは現在、杉本、阿部、山岡、西野、T-岡田らが2軍で調整中。年下の山本による愛ある“先輩いじり”。今季からドジャースでチームメートになる大谷が「可愛げがある。先輩に好かれるタイプ」と表現した山本の性格の一端が垣間見えた。

 メジャー1年目のキャンプ。自身はトイプードルの愛犬「みかん」を飼っているが、アリゾナには「(連れて)来てないです」と返答。「まず自分が慣れてから考えます」と説明した。

 バッテリー組のキャンプ3日目を終えて「少しずつ落ち着きながら集中して練習できている」と山本。中1日で入ったブルペンでは直球と変化球、34球を投げ、「前回は8割ストレート。今日は少し変化球も加えながら、クイックモーション、セットポジションも練習できたらなと思って投げました」と狙いを明かし、「スプリットは多少抜けたが、すぐにアジャストできると思う」と言った。

 山本の投球練習には球団フロント陣や首脳陣、選手たちも注目。この日は、昨年9月に手術を受けた右肘のリハビリのため、別メニューで動いている大谷翔平投手も背後から見守ったが、「しっかりと自分の投球ができたと思います。落ち着いて投げた」と話した。

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