ダルビッシュ「すごく楽しみ」 打者・大谷に対抗心 由伸も加入のドジャースに「一つでも多く勝ちたい」
「パドレス春季キャンプ」(12日、ピオリア)
メジャー13年目のキャンプをスタートさせているパドレスのダルビッシュ有投手(37)が12日(日本時間13日)、打倒ドジャースを口にした。
ダルビッシュは同僚になった松井から刺激を受けた。メディアに英語やスペイン語であいさつした後輩に「チャレンジ精神があるし、僕もいい影響を受けている」。気持ちを新たにした。
昨季終盤に痛めた右ひじは順調に回復し、キャッチボールの軌道も力強い。キャンプ前に入ったブルペンでは球速が150キロを超え「問題なく投げられている」と、8月に38歳となるベテランに衰えの二文字はない。
同じナ・リーグ西地区の強敵ドジャースに大谷や山本が加わったことでライバル心はより強くなった。「打者大谷君と対戦する機会が今までなかったので、すごく楽しみ。一つでも多く彼らに勝ちたい」と力を込める。
あと4勝に迫る日米通算200勝については「けがをしていたら達成できない。まず健康にシーズンを迎えられるように。やっぱり自分の中では100勝、150勝とはまた違う何かがあると思う」と語った。
今季はプロ20年目の節目でもあり、今年8月で38歳となる。「20年って早いんだなって、この年になって実感する。より一年一年の大事さを感じてきている」。先の計画を立てず、日々の最善を求める姿勢は今年も変わらない。
だからドジャースと戦う3月20、21日の開幕シリーズでの登板も今の時点では決まっていない。「体は毎日、変わる。ベストの状態に持っていくために何をしようかを考えていくことをずっと積み重ねてきた」。13年目も焦らずに仕上げていく。