ヒヤリ!大谷翔平、走塁トレ中に転倒 右肘押さえて痛がるドッキリ仕掛ける 指揮官「やってくれたな、ショウヘイ!」

 「ドジャース春季キャンプ」(13日、グレンデール)

 大谷翔平投手が思わぬアクシデントに見舞われ、周囲をヒヤリとさせた。

 3日ぶりにキャンプ敷地内の芝生で敢行した特殊機器を使った走塁強化トレーニング。腰にワイヤーをつけて負荷をかけるショートダッシュの2本目にアクシデントが発生した。

 3歩目を踏み出したあたりで機器とワイヤーをつなぐ金具が壊れたと見られ、勢い余った大谷は体を左側に傾かせて大きく転がった。一瞬、現場は凍り付いたが、選手はすぐに立ち上がり、歩き出した。

 トレーニングの様子を見守っていたロバーツ監督は「やってくれたな、ショウヘイ!マシンを壊したぞ!」と声を上げた。

 しかし、そこからが大谷の真骨頂だ。トレーニングを指導していたトラビス・スミス・コーチの前で突然、昨年9月に手術を受けた右肘を押さえて痛がる素振り。新たな衝撃が走ったが、実はこれは大谷が仕掛けた“ドッキリ”。満面笑みでスミス・コーチに抱きつき、周囲を安心させた。

 この日の大谷は総重量50パウンド(約22・7キロ)のおもりを使った腹筋など、4種類の体幹トレも実施。ショートダッシュ時のアクシンデントの後は約15分のインターバルを挟み、元ブルワーズ監督でGM補佐を務めるロン・レネキー氏らによる盗塁の指導を受けた。約45分間にわたって盗塁スタートの練習を繰り返した。

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