大谷翔平ヒヤリ!?転倒一回転→痛いふりジョーク 指揮官「やってくれたな、ショウヘイ!」
「ドジャース春季キャンプ」(13日、グレンデール)
ドジャースの大谷翔平選手(29)は13日(日本時間14日)、米アリゾナ州グレンデールで行われているキャンプで走塁練習を中心に体を動かした。3日ぶりに屋外で行った特殊機器を使ったトレーニング。大谷の叫び声が響き渡ったのは走力強化を目的としたショートダッシュの時だ。
低い姿勢から飛び出した直後、腰部につなぎ、負荷の役目をするはずのワイヤーが金具から外れてしまった。勢い余った大谷は左側にバランスを崩して一回転。現場が一瞬にして凍り付いた。
ところが、本人は笑いが止まらない。鍛錬の様子を見守っていたロバーツ監督から「やってくれたな、ショウヘイ!マシンを壊したぞ!」とツッコまれ、また笑顔だ。トレーニングを指導するスミス・コーチの前では左肘を押さえて痛がる仕草を見せたが、これも二刀流のジョーク。満面笑みでコーチに抱きつき、周囲を安心させた。
この日は元ブルワーズ監督でGM特別補佐を務めるレネキー氏らによる盗塁指導も受け、約45分間にわたってスタート時の重心移動を入念に確認した。同氏によると、今季の大谷は昨季20個だった盗塁数の増産を希望。昨季達成した3割、30本塁打(実際は44本塁打)に自身初の30盗塁を加えたトリプルスリーも夢ではなさそうだ。