大谷翔平の報道過熱 ドジャーズが一部韓国メディア出禁“禁断映像”撮影使用で「無期限取材活動禁止」の厳罰
「ドジャース春季キャンプ」(14日、グレンデール)
13秒の動画が物議を醸している。
一部の韓国メディアはこの日、大谷翔平投手がキャンプ施設のクラブハウスでくつろいでいる様子を収めた映像などをオンライン動画共有プラットフォーム「ユーチューブ」で公開。米大リーグ機構(MLB)の取材規則ではクラブハウス内では選手のインタビュー以外の撮影は許されていないため、同メディアには「無期限の取材活動禁止」、いわゆる『出禁』の処分を科せられる事態に発展した。
メジャー関係者によると、ドジャース広報部は数日前にロッカーの椅子に座る大谷をスマートフォンで撮影していた韓国メディアのスタッフを口頭で注意。MLBの規則に反するため、映像の使用禁止だけでなく、削除を命じたという。
ところが、実際には削除せずに自社のユーチューブのアカウントでドジャースのキャンプ特集の一部に大谷の映像を使用。SNS上では「この動画は公開する許可は出てるの?ロッカールームの様子を盗撮してる感じに見えるけど」と疑問の声が上がっている。
さらに、撮影を禁じられているキャンプ施設内選手用駐車場でも大谷と水原通訳が歩いている5秒間の動画を使用していることも判明。球団は悪質な行為として同メディアの『出禁』を決定した。
MLBは3月20日に韓国・ソウルでドジャースとパドレスの開幕戦2試合を行うことが決まっている。関係者によると、ドジャースと米大リーグ機構は今後、取材規約違反の韓国メディアの処分を解除する時期について協議していくという。