大谷翔平 柵越え5連発!ユニホーム姿お披露目でド派手パフォ ファン熱狂、チームメイトも絶賛の嵐
「ドジャース春季キャンプ」(14日、グレンデール)
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(29)が14日(日本時間15日)、アリゾナ州グレンデールの球団キャンプ施設で同地2度目のフリー打撃を行い、29スイングで5連発を含む10本の柵越えを放った。この日から合流した野手組の一員として練習に参加。背番号「17」のユニホーム姿を初めて披露してファンを熱狂させただけでなく、豪快な打撃にチームメートからは絶賛の声が相次いだ。
天然芝の緑にユニホームの青が映える。この日から野手組がバッテリー組に合流し、チーム全体が本格始動。昨年9月に手術を受けた右肘のリハビリのため、別メニューで動いていた大谷も全体練習に参加した。初の戦闘服フル装備。駆け足でフィールドに登場すると、押し寄せたファンから大きな歓声が上がった。
今季は打者に専念する背番号17は、野手の輪に加わりストレッチを開始。ところが、周囲から1人だけ異なるデザインの帽子をかぶっていることを指摘され、急いで交換。照れ笑いを浮かべた。
最大の見せ場はフリー打撃だ。2日ぶり2度目の屋外バッティング。前回は野手組合流前とあって1人で打ち続けたが、この日は5人1組の回し打ち。前日の練習中の転倒の影響が心配されたが、5スイング連続で柵越えを放つなど、キャンプ地を熱狂させた。
同じ組で打ったメジャー11年目のテイラーは、その打撃を目の当たりにして「すごかった。かなり飛んだね」と感嘆。リーダー格のベテラン、ロハスは「一生に一度の才能。彼のような選手と同じクラブハウスを共有できるのは特権だ」と話した。
昨季はリーグ最多の44本塁打を放ち、2度目のMVPに輝いた。ロバーツ監督は歴代最多762本塁打のボンズと比較し「バリーは私が一緒にプレーした中で最高の選手だった。翔平は野球史上最高の選手になる可能性を秘めている」と最大級の賛辞を贈ったほどだ。
フィールドの外には報道陣とファン。打撃ケージの周囲には練習を終えた山本や、同地を訪れた元オリックスのロメロら“ギャラリー”で賑わった。その視線の先には、期待を裏切ることなく強烈な存在感を示した大谷がいた。