「翔平にぶつけなくてみんなハッピー」ドジャース24歳剛腕、打席に立った大谷に21球投げる

 シーハンのウォームアップを見つめる大谷(撮影・小林信行)
 練習の合間にリラックスした表情を見せる大谷(撮影・小林信行)
 フリードマン編成本部長(左)と水原通訳らが見守るなか、熱のこもった投球を披露する山本(撮影・小林信行)
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 「ドジャース春季キャンプ」(15日、グレンデール)

 大谷翔平投手が24歳の若手有望株、エメット・シーハン投手のブルペン投球練習で打席に立って球筋を見極めて実戦感覚を養った。

 大谷が選んだ相手は21年ドラフト6巡目指名、最速159キロの若手右腕だ。昨年6月にメジャーデビューし、先発11試合を含む13試合に登板し、4勝1敗1セーブ、防御率4・92。今季は開幕からローテション入りを目指す。

 シーハンによると、大谷が打席に入ると知らされたのは前日のこと。「ショウヘイに立ってもらって最高の気分だった。すごくクールだったよ」。マウンドからは直球にチェンジアップ、スライダー、カーブを交えて21球を投げた。1度だけ内角にワンバウンドして大谷がバランスを崩す場面があったが、両サイドにしっかり投げ分ける投球を披露した。

 投球の合間にはロバーツ監督が「ショウヘイ、振っていいぞ!」とジョークを飛ばして笑いを誘うなど、和やかな雰囲気。シーハンは「ショウヘイが振ってこなくて良かった。僕がぶつけなくてみんなハッピーだったと思うよ」とにこやかに話した。

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