大谷翔平、実戦復帰へまた一歩前進 打席内で159キロ右腕の球筋確認 指揮官「ショウヘイ、振っていいぞ!」に爆笑

 シーハンのブルペン投球練習で打席に立った大谷(撮影・小林信行)
 打席に入る前に集中力を高める大谷(撮影・小林信行)
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 「ドジャース春季キャンプ」(15日、グレンデール)

 大谷翔平投手が味方投手のブルペン投球練習で打席に立って球筋を確認。新たな実戦感覚を取り戻す作業を行い、復帰に向けてまた一歩前進した。

 前日に野手組の練習メニューをこなし、キャンプ地2度の屋外フリー打撃を行った大谷は、この日は別メニューで調整。最速159キロの24歳右腕、シーハンのブルペン入りに合わせて屋外に姿を見せた。

 昨年9月に右肘手術を受けた大谷はフリー打撃では患部を保護する黒い特殊器具を着用してバットを振ったが、この日は公式戦で使用する白のエルボーガードを使用。パンツの下には右すねの防具も装着しており、戦闘態勢を整えて打席に立った。

 練習場にはロバーツ監督やプライア-投手コーチの首脳陣のほか、フリードマン編成本部長やゴームズGMのフロント陣も集結。実戦さながらの集中力で1球ごとにコースを確認し、うなずいたり、顔をしかめたりする大谷にどこからか「三振!」の声が飛ぶと、すかさず指揮官が「ショウヘイ、振っていいぞ!」。打席内の背番号17は声を上げて爆笑した。

 この日、大谷が確認した球数は21。ここまで2日に1回のペースで屋外フリー打撃を行っているが、打っているのはコーチが投げる球だ。右肘のリハビリメニューをこなしながら実戦復帰を目指す大谷の次なるステップはフィールドで味方投手と対じするライブBP。17日には山本の登板が予定されており、昨年3月のWBCで日本を世界一に導いた2人の夢対決が実現するか注目される。

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