大谷翔平の不適切動画使用で厳罰の韓国メディア、問題動画を削除して番組を再編集

 打席に入る前に集中力を高める大谷(撮影・小林信行)
 ブルペンの打席に立ち、投手の球に目を慣らす大谷
 ブルペンの打席に立ち、投手の球に目を慣らす大谷
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 「ドジャース春季キャンプ」(15日、グレンデール)

 一部の韓国メディアが大谷翔平投手に関する不適切な動画をユーチューブで公開し、ドジャースから無期限の取材活動禁止の処分を受けた問題で、同メディアが問題となった二つの動画を削除し、番組を再編集したことが分かった。

 問題となったのは、同メディアのスタッフが12日にスマートフォンでキャンプ施設のクラブハウスでくつろいでいる大谷を撮影した行為だ。米大リーグ機構(MLB)の取材規則ではクラブハウスの中では選手のインタビュー以外の撮影は許されていないため、ドジャース広報部はその場で撮影者に口頭で注意。映像の使用を禁ずるだけでなく、同映像の消去を求めた。

 ところが、同メディアは13日に自社のユーチューブのアカウントにドジャースのキャンプ特集番組をアップ。その中で消去を命じられたはずの映像を13秒間にわたって使用。さらに、撮影禁止エリアとなっているキャンプ施設内選手用駐車場でも大谷と水原通訳が歩いている5秒間の映像を番組の一部として使っていたことも判明した。

 メジャー関係者によると、球団はこれら悪質な行為に同メディアの『出禁』を決定。MLBは3月20日に韓国・ソウルでドジャースとパドレスの開幕戦2試合を開催することが決まっているため、処分解除の時期についてはドジャースとMLBが協議していく考えを示しているという。

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