夢の大谷VS由伸!? ライブBPで実現か ド軍ロバーツ監督「実戦形式での打撃間もなく」

 練習の合間に言葉を交わす大谷と山本(共同)
 練習に臨む大谷(共同)
 練習中に笑顔を見せる山本(共同)
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 「ドジャース春季キャンプ」(15日、グレンデール)

 米大リーグは15日(日本時間16日)、各地でキャンプが行われ、ドジャースの大谷翔平選手(29)はアリゾナ州グレンデールで若手投手の投球練習で打席に立ち、目慣らしや球筋の確認に取り組んだ。前日に2度目の屋外フリー打撃を行った中、徐々に実戦モードに入っており近日中にライブBP(実戦形式の打撃)で打席に立つ見込み。この日、山本由伸投手(25)が17日にライブBPで登板予定であることが判明し、そこで「大谷VS山本」の夢対決が実現する可能性も出てきた。

 実戦モードが高まってきた。大谷は、最速159キロの24歳右腕、シーハンのブルペン入りに合わせて屋外に登場。前日までのフリー打撃では患部を保護する黒い特殊器具を着用していたが、公式戦で使用する白のエルボーガードを使用。パンツの下には右すねの防具も装着しており、戦闘態勢を整えて打席に立った。

 投手の生きた球を見るのは今キャンプ初のこと。ロバーツ監督やフリードマン編成本部長らフロント陣も集結した中で、確認した球数は21球。1球ごとにコースを見極めるなど、実戦感覚を養った。途中、どこからか「三振!」の声が飛び、指揮官から「ショウヘイ、振っていいぞ!」と声をかけられると、打席内の背番号17は声を上げて爆笑する一幕もあった。

 大谷に選ばれる形となったシーハンは「ショウヘイに立ってもらって最高の気分だった。すごくクールだったよ」と感激。直球にチェンジアップ、スライダー、カーブを交え、1度だけ内角にワンバウンドした際、大谷がバランスを崩す場面もあったが、両サイドにしっかり投げ分ける投球を披露。「ショウヘイが振ってこなくて良かった。僕がぶつけなくてみんなハッピーだったと思うよ」とにこやかに話した。

 着実にステップを踏む大谷。ロバーツ監督は「万全の状態に近づいていると思う。実戦形式での打撃練習も間もなくだろう」と予告した。この日は軽めの練習を行った山本が、17日に今キャンプ初めてライブBPに登板予定のため、そこで2人の対戦が実現する可能性もある。ともに順調に調整を進めている証しでもあり、今後も動向から目が離せない。

 ◆大谷翔平と山本由伸の対戦 公式戦では大谷の日本ハム最終年、山本がオリックスの新人だった2017年の1試合のみ。9月26日、京セラドームで山本が先発し、大谷は初回2死から空振り三振、三回の第2打席では中犠飛、五回には中前打で2打数1安打1打点の結果を残している。

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