レッドソックス・吉田がエース候補撃ち 今キャンプ初の投手との対戦で快音
「レッドソックス春季キャンプ」(20日、フォートマイヤーズ)
レッドソックスの吉田正尚外野手(30)は実戦形式の打撃練習に臨み、2打席で安打性の当たりを1本放った。
吉田は今キャンプ初の投手との対戦で、快音を響かせた。実戦形式の2打席目、昨季12勝を挙げエース候補のベロから中前へはじき返した。「ハードコンタクトをしていきたい」との言葉通りの速い打球だった。
通算61勝のジオリトと顔を合わせた1打席目は見逃し三振だったが、ボールの見極めに重点を置いた。「シーズンに入ると細かいことはなかなかできない。キャンプでしかできないこともいっぱいある」と、6球のうち1球しかバットを出さず目を慣らした。
1年目の昨季は主に左翼での起用だったが、今季は指名打者(DH)の比重が高まりそうだ。「チームの戦術もあると思う。任されたポジションで自分の役目を果たし、少しでも勝ちに貢献したい」と自身の打撃を信じ、2年目に挑む。