今永昇太 鈴木K斬り 直球勝負宣言も「うそついた」「真っすぐだけじゃ絶対に抑えられないと思った」
「カブス春季キャンプ」(21日、メサ)
カブスの今永昇太投手(30)は初めての実戦形式で同僚に投げ、鈴木を“だまして”空振り三振に仕留めた。
日本では4本塁打と打ち込まれた鈴木と2021年以来の対戦。直球勝負を宣言していたものの「打席に立つと(体が)でかくて、真っすぐだけじゃ絶対に抑えられないと思った」とし、変化球も交えながら最後は内角速球で空振りを奪った。「引っかけてカットになった。途中もうそをついて変化球を交ぜました」と、申し訳なさそうに打ち明けた。
実戦形式では25球を投げて昨季23本塁打のウィズダムに柵越えを許したものの、安打性はこの1本に抑えた。直球を内角や高めに投げ込み、「どこまで振ってくるかの確認。ボールだと思った高めも振ってきたので、それがファウルになるうちは自分のペース」と試行錯誤で知見を得た。