藤浪晋太郎、家庭の事情で日本帰国 キャンプ離脱も早期のチーム再合流の見込み

 「メッツ春季キャンプ」(23日、ポートセントルーシー)

 藤浪晋太郎投手がキャンプ地を離れ、日本に一時帰国したことが分かった。関係者によると、理由は家庭の事情で、「長くはかからないだろう」と早期のチーム再合流を示唆した。

 藤浪は22年オフに阪神からポスティングシステムを利用してアスレチックスと1年325万ドル(約4億9000万円)で合意。開幕ローテーション入りを果たしたが、4月末にリリーフへ配置転換された。7月にオリオールズへトレードされた。メジャー1年目の成績は64登板、7勝8敗2セーブ、5ホールド、防御率7・18。5月には日本投手最速の165・1キロを叩き出し、79回で83三振を奪ったが、52四死球と課題も残した。

 シーズン終了後にFAになり、今月3日にメッツが1年契約を発表。米報道によると、契約条件は年俸335万ドル(約5億円)、救援投手として投球回数に応じた満額で85万ドル(約1億3000万円)の出来高がつくという。

 メッツにはエース格の千賀滉大投手がおり、日本人リレーの実現が期待されている。しかし、同投手はキャンプの投球練習で右肩を故障し、開幕は負傷者リスト入りすることが濃厚となっている。

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