千賀滉大、右肩故障で最短復帰4月下旬 3週間投球禁止 キャンプ地離れてニューヨークで患部に注射 公式サイト伝える

 大リーグ公式サイトは25日(日本時間26日)、右肩を痛めたメッツの千賀滉大投手がフロリダのキャンプ地を離れて本拠のニューヨークに戻り、患部にPRP注射を受けたと伝えた。PRP注射は自身の血液中の血小板を採取して患部の細胞を再生させる治療法の一つ。

 今後については3週間のノースロー調整を行い、経過が良好であれば、キャンプ期間中に実施する6週間の投球プログラムを開始。開幕は負傷者リスト(IL)に入り、復帰は最短で4月末、状況次第では5月にずれ込む可能性があるという。

 千賀は22年オフにソフトバンクから海外FAを行使してメッツと5年7500万ドル(約112億5000万円)で合意。昨季は「ゴースト・フォーク」を武器に29登板、166回1/3を投げて12勝7敗、202奪三振、リーグ5位の防御率2・98、同4位の被打率・208をマーク。新人では勝利、防御率、投球回、奪三振、被打率のカテゴリーでリーグ1位の数字を残し、シーズン途中にシャーザーとバーランダーをトレードで失った先発陣を支え続けた。

 2年目の今季はエースとして球団やファンから大きな期待を寄せられている。

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