大谷翔平、オープン戦初出場で左越え本塁打 鮮烈ドジャースデビュー 術後初、177日ぶり実戦で豪快な一発に満面笑み
「オープン戦、ドジャース-ホワイトソックス」(27日、グレンデール)
ドジャースの大谷翔平選手が「2番・指名打者」でオープン戦に初めて出場し、五回の第3打席で左越え1号を放った。本塁上でフリーマンから祝福されると満面笑みを浮かべた。
2打席無安打で迎えた五回2死二塁の打席。フルカウントから振り抜いた打球が高々と舞い上がり、左翼フェンスを越えた。昨年9月に右脇腹を痛めて以来、177日ぶり、さらには右肘手術後初となった実戦。順調ぶりを証明する逆方向の打球でスタンドを熱狂させた。フィールドに興奮が渦巻く中、ホームインした大谷は次打者フリーマンに言葉を掛けられ、笑顔を見せた。
注目の第1打席。敵軍捕手に笑顔であいさつした後、メジャー4年目の中継ぎ左腕クロシェットと対戦した。ワンボールから内角高めの変化球を空振りする。ヘルメットを飛ばすほどの豪快スイングを披露した後、3球目をファウルにして追い込まれる。最後は外角直球を見送って三振に倒れた。
1点を追う三回の打席は無死一、三塁の好機。3番手右腕アンダーソンの初球、高めに浮いたスライダーを積極的に打って出たが、打球は二塁正面のゴロ。併殺打の間に三塁走者が生還し、同点にした。