ドジャースの大谷翔平投手（２９）が２９日、自身のインスタグラムで日本人女性と結婚したことを発表した。「２人（１匹も）で力を合わせ支え合い、そしてファンの皆さまと共に歩んでいけたらと思っております」などと記し、愛犬デコピンの写真も添えられた。現地時間２９日に取材対応するという。新天地で迎える２４年シーズン。大谷が最愛の伴侶とともに新たなチャレンジに挑む。

　まさに電撃発表だった。キャンプ地のアリゾナ州グレンデールが２８日深夜２４時２０分を回ったあたりで、大谷は自身のインスタグラムを更新。「いつも温かい応援をいただきありがとうございます。シーズンも近づいておりますが、本日は皆さまに結婚いたしました事をご報告させていただきます」などと記した文書の画像をアップし、生涯の伴侶を得たことを明らかにした。

　お相手は日本人女性。愛犬のデコピンの画像を添えて、「２人（１匹も）で力を合わせ支え合い、そしてファンの皆さまと共に歩んでいけたらと思っております。まだまだ未熟な点も多々あるかと思いますが、温かく見守っていただければ幸いです」と新生活への思いをつづった。

　投稿には英文も記載。「ｖｅｒｙ　ｓｐｅｃｉａｌ　ｔｏ　ｍｅ（私にとってとても特別な人）」という表現を用い、米国や世界のファンに向けても報告した。日本はちょうど夕方で、テレビ各局がニュース報道番組を放送している時間帯。一斉に速報テロップが流れ、ＳＮＳも驚きの電撃婚に一時騒然となった。

　大谷はこれまで私生活について多くを語ることなく、熱愛報道も一度もなかった。

　花巻東高時代に記した人生設計ノートでは婚期を２６歳と書いたこともあるが、１８年１１月に帰国した際に行われた会見では、いつまでに結婚したいかという質問に「特にないですね」と笑顔で返答。２１年１１月の帰国時の会見でも、「そうなるようにしかならないものだと思っている。今のところはまだまだ先じゃないか」と語っていた。現地時間２９日の練習時に取材に応じ、結婚について語るという。

　大谷はこの日、レンジャーズとのオープン戦には出場せずダッシュを中心にした軽めのメニューで練習を切り上げたが、本拠地から車で約３０分の遠征地まで駆けつけ、同僚の山本のオープン戦デビューを見守った。

　自身もオープン戦初出場となった現地時間２７日のホワイトソックス戦でいきなり左翼へ豪快な一発を放つなど、ここまで順調に調整を進めている。１０年総額７億ドル（当時レートで約１０１５億円）の超大型契約で新天地を求め、昨年９月の右肘手術で打者に専念する２４年シーズン。大谷が最愛の伴侶とともに新たな歴史を刻んでいく。