大谷翔平 8800キロ越えた3年愛 会えた時間はほんの少しでも「ずっといるところ想像できた」 電撃発表一夜明け“結婚会見”

 結婚について語る大谷
 キャンプ地で取材に応じる、結婚を発表した大谷(共同)
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 SNSでの電撃的な結婚発表から一夜明け、ドジャースの大谷翔平選手(29)が29日(日本時間3月1日)、球団のキャンプ施設で“結婚会見”を行い、今まで明かされなかったなれそめや、約8800キロ離れた遠距離恋愛について語った。会見中には相手の名前の公表を避けるなど、随所に愛妻を思いやる気持ちも見せ、人生の伴侶とともに新たなシーズンに挑む。

 野球では見せることのない照れ笑いを、何度も浮かべた。日本列島を仰天させた電撃結婚発表からの一夜明け。アリゾナの“夏空”の下、取り囲んだ日米60人の報道陣を前に、大谷が約3年の極秘愛を明かした。

 初めて会ったのは4年前のオフ、日本でだ。お相手は「至って普通の人というか、普通の日本人の人です」。当時所属していたエンゼルスの本拠アナハイムと日本。太平洋を挟んだ、約8800キロの超遠距離恋愛だった。

 2人が時間を共にしたのは、大谷が帰国した時だけ。「シーズン中は特には(相手は米国に)来てなかった」。しかも、交際が本格化したのは婚約した昨年から。“デート”は「外に出たらみなさんうるさいんで」ともっぱら室内。オフもすぐに帰国するわけではないため、実際に会えたのは、時間にしてほんの数カ月。唯一無二である二刀流のパフォーマンスさながらの、異次元の交際&結婚だった。

 決め手は「ずっといるところを想像できた」と大谷。相手の魅力は「一緒にいて楽しい。これ一つというわけではなくて、全体的な雰囲気が(自分と)合ってるかなと」。互いに通じる波長や感性。交際期間の長さだけでは計れない、確かな愛がある。

 将来的な子供のイメージなど、家族計画について問われると「もちろんそうなればいいですけどね。自分以外のことは言うとかなわないような気がするので、あんまり言いたくないって感じですかね」ときっぱり。愛妻を思いやる気持ちを見せた瞬間だった。

 この日の会見は前日に自ら予告したもの。結婚を公表した理由を「一番はみなさんがうるさいので。しなかったらしなかったらうるさいですし」と説明し、爆笑を誘った。その一方で最後まで相手の素性を明かさなかったように、大切なものは守り続けた。プロポーズの言葉を「普通に言いました。あえて言う必要はないと思います」と答えれば、入籍日も「特に言わなくていいかなと思ってる」と受け流した。

 愛妻はすでにキャンプ地入り。アリゾナで新婚生活を始めている。10年7億ドル(当時の為替レートで約1015億円)のメガ契約の1年目。世間に知られることなく、短期間で深く育まれた愛。大谷が二人三脚で新たなスタートを切った。

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