今永昇太 メジャーの洗礼 先頭打者投球前に「ピッチクロック」違反&3ラン被弾「悔しい気持ちもって次に」

 降板後に報道陣の質問に答える今永(撮影・小林信行)
 ドジャース戦に先発でオープン戦初登板したカブス・今永(共同)
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 「オープン戦、ドジャース8-5カブス」(2日、グレンデール)

 カブスの今永昇太投手(30)がドジャースとのオープン戦に初登板してメジャー実戦デビュー。二回に3ランを被弾するなど2回1/3で41球を投げ、3安打5奪三振3失点だった。開始早々に投球間の時間を制限する「ピッチクロック」に引っかかり、メジャーの洗礼を浴びた。ドジャースの大谷翔平選手(29)は出場せず、屋外で投手としてのリハビリに専念した。

 いきなりメジャーの洗礼を浴びた。初回。今永は投球練習を終えて先頭打者に初球を投じる前に、「ピッチクロック」の違反で1ボールを宣告された。

 メジャーの規定ではイニング間の投球練習の制限時間は2分と決まっている。その上で「(残り)40秒以内にラストボールを投げないと次のバッターの初球がボールから始まる」と今永。そこに抵触した形となり、「自分は2分以内に(全投球を)終わればいいなと思っていた。自分の勘違いではあった。そこは反省点ですね」と苦笑交じりに振り返った。

 開始早々のハプニング。それでも気持ちは落ち着いていた。2番のフリーマンからこの日最速の151キロ直球で空振り三振を奪うなど、三者凡退の好スタートを切った。

 だが、二回に試練が待っていた。連打で無死一、二塁とされ、6番のパヘスに甘く入った速球を左翼コンコースまで運ばれる特大被弾。一挙に3点を失った。

 ただこのままでは終わらない。「ああいうふうにはじき返されてしまったのでしっかりと変えなきゃいけないと思って、できるだけバランスよく投げていった」。その後は修正を施し、4連続三振でフィニッシュ。敵地スタンドから拍手を受けながらマウンドを降りた。

 オープン戦初登板は2回1/3を3安打3失点。教訓を得た今永は、「いい結果が出なかったことは悔しいし、この悔しい気持ちをもって次の登板に臨みたい」と前を見据えた。

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