大谷選手、ありがとう&結婚おめでとう 輪島にグラブ到着 被災児童にお披露目会
能登半島地震で大きな被害が出た石川県輪島市にある全9小学校に、ドジャースの大谷翔平選手(29)から寄贈された野球グラブが届き、児童に4日、披露された。門前東小では早速、キャッチボールを楽しみ、捕球音が響いた。子どもたちは声を合わせ「大谷選手、グローブありがとうございます。ご結婚おめでとうございます」とメッセージを送った。
門前東小は、合同で授業を行う門前西小の児童と体育館に集まり、お披露目会を開催。「このグローブが私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルとなることを望んでいます」との大谷のメッセージが読まれると大きな拍手が起こった。
最初にグラブをはめ、キャッチボールに臨んだのは門前西小6年の松本風花さん(12)。2年生から野球を始めたが、地震後はできていなかった。「久しぶりにキャッチボールができて、元気になった。これからも家族全員で大谷選手を応援します」と笑顔を見せた。
市教育委員会によると、グラブのお披露目は門前東小のほか、校舎が使えない6校の児童が登校する県立輪島高などで実施され、児童計約90人が出席した。