大谷翔平、快打快足2安打1打点 初盗塁&好判断の二進も 2度目のマルチ安打で打率・583
「オープン戦、ホワイトソックス-ドジャース」(6日、グレンデール)
ドジャースの大谷翔平選手が「2番・指名打者」で出場し、2打数2安打1打点、1四球。快足を生かした攻撃でオープン戦初盗塁も記録した。この日は山本由伸投手がオープン戦2度目の登板。ドジャースが昨オフに約1500億円を投じて獲得した2選手が初めて同時出場を果たした。
オープン戦初の2試合連続出場。ナイター明けのデーゲームの疲れを微塵も見せず、大谷が走りまくった。
初回無死二塁の打席はフルカウントから内角ボール気味の速球をバットの根っこでとらえ、詰まらされながらも遊撃内野安打で出塁。無死一、三塁の好機をつくり、3番フリーマンの左犠飛で三塁走者ベッツが生還した。打球の深さを見て大谷は一気に二進。好判断で得点圏に進んだ。
この日は山本が中6日で登板。珍しく制球を乱して初回3失点。2点を追う展開のなか、大谷は二回1死一、二塁のチャンスに適時中前打を放つと、3番フリーマンの打席で牽制球を受けた直後に二盗を成功させた。二塁への送球が乱れる間に三塁走者が一気にホームイン。快打と快足で試合を振り出しに戻した。
四回も2死一、二塁の得点機で打席に立ったが、4球連続ボールで一塁へ。続くフリーマンがフルカウントから豪快に右越え本塁打。大谷が歩いて満塁弾を呼び込む形となった。
MVP受賞経験を持つビッグ3が1~3番に並ぶ強力打線。この日は3人で4安打5打点4得点を記録した。
大谷はここまでオープン戦5試合のうち4試合で安打と打点を記録。打率・583、1本塁打、6打点、OPS1・667をマークしている。