大谷翔平 ズバッと快盗、鮮やかオープン戦初盗塁 打っても2安打1打点! 「40発&40盗塁」にも期待
「オープン戦、ホワイトソックス9-12ドジャース」(6日、グレンデール)
ドジャースの大谷翔平選手(29)はホワイトソックス戦に「2番・指名打者」で出場し、中前適時打を放つなど2打数2安打1打点をマークした。二盗に成功するなど積極的な走塁が光った。
今年は走る-。大谷の走る意欲を強く感じた試合だった。初回無死二塁で俊足を生かして内野安打で出ると、すかさず走塁で見せた。3番フリーマンの左翼への犠飛で、果敢に二塁を陥れた。左翼手の弱肩も頭に入っていたのだろう。
さらに「SHO(翔)タイム」ならぬ「SO(走)タイム」は続いた。二回2死一、二塁で中前適時打。続くフリーマンの初球だ。オープン戦初の盗塁に成功した。フリーマンは「盗塁については翔平と話しあったけど、僕が打席の時はいつでも、どんなカウントでもゴーサインだ。いつでも行ってほしい。彼が100盗塁することを望むよ」と笑った。
今キャンプでも、走力を鍛錬するメニューを定期的に入れている。走塁を指導したドジャースのレネキーGM補佐は「今年は盗塁を増やしたいか?翔平の答えは『YES』だった。彼は走るのが好きで、盗塁をしたいことはわかっている」と話す。
2安打に四球で3打席全て出塁。大谷に2安打を許した相手先発のコペックは、フルカウントから安打にされた1打席目にすごみを感じ「いい形で追い込めたが、しっかりとバットに当てられた。やはり彼のような一流打者に対しては、もっと早く有利なカウントにしないといけない」と自戒を込めた。
最後の四球では、オープン戦にもかかわらず、一発を期待するファンからブーイングが出た。打棒は相変わらずだが、この日は足でも脅威を与えた。今季は「40発&40盗塁」にも期待が膨らむ。