山本由伸 反省5失点、制球乱れて3回で3四球「セットの時タイミング合わないこと多かった」
「オープン戦、ホワイトソックス9-12ドジャース」(6日、グレンデール)
2度目の先発となったドジャースの山本由伸投手(25)は3回を投げて6安打5失点。3四球と制球に苦しんだ。
オープン戦デビュー戦は19球のうち16球のストライクを投げて2回無失点。抜群の制球力を見せた山本だったが、この日はうまく球を扱えなかった。3回で3四球を出し5失点。ボテボテの当たりの安打や拙守など不運な面もあったが、本人は「セットポジションの時、結構タイミングが合わないことが多かった」と振り返った。
昨年から取り組むスムーズな体重移動を求めるフォーム。右足にためてから投げるのではなく、すぐに左足を踏み出す。初のメジャーキャンプは、ブルペンやライブBPなどで踏み出す左足の位置など常に心地いいフォームの感覚を探っていた。ボールの違い、マウンドの硬さ、傾斜の違いなど日本とは異なる環境で、オープン戦や4月は試行錯誤が続くだろう。この日の登板後は「ボール球が続いたり、四球を出したり、だめなところが多かったが、いろいろと試せたりもあった。オープン戦としては良かった」と語った。
投手史上最高額の12年3億2500万ドル(当時レートで約465億円)の鳴り物入りの入団は、常に厳しい目が向けられる。技術は誰もが認めるところ。日本時代も修正能力に優れていた。メジャーの1年目は適応力が問われる。