大谷翔平、会心の右翼線適時二塁打 オープン戦好調維持 6試合の打率・533、7打点、OPS1・565
「オープン戦、ドジャース-ダイヤモンドバックス」(10日、グレンデール)
ドジャースの大谷翔平選手が「2番・指名打者」で出場し、3打数1安打1打点。六回の打席へ適時二塁打を放ち、出場6試合で7打点目をマークした。打率は・533、OPSは1・565と好調を維持している。
会心の一撃。3打席ノーヒットで迎えた六回無死一塁の打席で大谷が右翼線へ適時二塁打を放った。昨年7月2日の対戦で138メートル豪快弾を放っている左腕ネルソンの初球、甘く入ったスライダーをきっちり捉えて打点を記録した。チケット完売のスタンドは大興奮。代走を送られ、歓声と拍手を浴びてベンチに下がった。
この日の大谷は初回の打席で昨年5月にメジャーデビューを果たした25歳の右腕ファートと対決。カウント0-2から自信を持って見送った外寄り高めの速球をストライクと判定されて見逃し三振。球審に対し、チケット完売のスタンドから小さなブーイングが起こった。
3番フリーマンの2ランと8番テイラーの満塁弾などで打者一巡となった初回2死一、三塁の第2打席は四球。KOされたファートに代わってマウンドに上がった右腕ベイカーがカウント3-1から投じた内角低めのスライダーを見送った。捕逸で三塁走者が生還した。
四回は3安打固め打ちのベッツを一塁に置いた無死一塁の場面で一ゴロ。左腕カスティーヨにカウント1-1とした後、153キロ速球に詰まらされた。
大谷は前日までオープン戦4試合に出場し、打率・583(12打数7安打)、1本塁打、6打点、OPS1・667。2月27日のホワイトソックス戦では左越え1号を放っている。前戦8日のレッズ戦は元日本ハムのニック・マルティネスに2打席無安打に抑えられたが、降雨中止で試合は成立せず、記録には残らなかった。