米大リーグ機構（ＭＬＢ）は１１日、韓国・ソウルで開幕２試合を戦うドジャース対パドレスの先発投手を発表。パドレスのダルビッシュ有投手が２０日の開幕第１戦に、ドジャースの山本由伸投手が２１日の第２戦に先発することが決まった。

　２年ぶり、日本投手では田中将大投手（当時ヤンキース）に並ぶ４度目の大役を務めるダルビッシュは「第１戦を任されるというのは、特に韓国での開催というところですごく特別なことだと思うので、感謝しながらしっかり調整して投げたいと思います」と意気込み。第２戦登板が有力視されていたことには「（開幕投手指名は）なんとなくは分かってました。なので、（報道では）ずっと第２戦、第２戦って言われてて大丈夫かなと思ってました」と、報道陣の笑いを誘った。

　注目はドジャースの大谷との初対決だ。メジャー１２年目のベテランは「ドジャース全体と対戦するのが先なので」と前置きしながら「もちろん（大谷との対決は）楽しみにしてますけども、ベッツであったり、他のいい選手も含めて、大谷君もそうですけど、しっかり勉強して試合に臨みたいと思います」と話した。

　一方の山本は大方の予想どおり、第２戦のマウンドに立つ。韓国の地でメジャーデビューを果たすことに「公式戦が始まるということで、僕としてはすごくドキドキする気持ちと、集中してやっていこうという気持ち。韓国のファンの皆さん方は韓国で開催されるのが初めてですごく楽しみにしてくださっていると思うので、いい姿を見せられるように頑張りたいです」と気合い十分。「まだまだ選手としてもこれからなので、新たなスタートラインとしていいスタートが切れるように」とも話した。

　韓国ではダルビッシュと投げ合う可能性もあったが、「そこはあまり考えてなかったです」と山本。「ダルビッシュさんのことはすごく尊敬してるので、いつか投げ合う時もおそらく来ると思うので、しっかり練習を頑張ります」と、今季中の夢対決実現を予想した。