「親善試合、ドジャース－韓国代表」（１８日、高尺スカイドーム）

　ドジャースの大谷翔平選手は２番・ＤＨで先発出場し、四回の第３打席では二ゴロに倒れた。終了後には荷物をまとめてベンチを離れたため、この打席限りで交代した。

　四回の守備中からベンチで水原通訳とタブレット端末を確認し、バッティンググローブをつけてバットを握っていた大谷。１死から９番のラックスが安打で出塁すると、勢いよくベンチを飛び出しネクストサークルに向かった。

　ベッツが三振に倒れ、２死一塁で迎えた第３打席。左腕が投じた初球の変化球をフルスイングし、打球は強烈なゴロとなったが二塁手に阻まれた。

　初回の第１打席ではストレートに対して豪快なフルスイングを見せ、ベッツの二盗で無死二塁と得点圏に走者を置いた状況に変わったが、最後は外角のチェンジアップに泳がされて三邪飛に倒れた。三回の第２打席ではカウント１ボールから内角直球を振り抜いたが、ミスショットとなって左飛に倒れた。それでも打球が上がった瞬間、韓国ファンの大歓声が響くなど、注目の高さを伺わせた。

　第１戦ではいずれも高めの直球で２打席連続三振に倒れていた大谷。スプリングトレーニングのオープン戦で打率５割をマークするなど好調を維持したが、韓国入り後は５打数ノーヒットとなっている。ロバーツ監督はこの日、「２、３打席に立つ予定」と語っていた。

　第３打席終了後、荷物をまとめてベンチを離れた大谷。韓国ではここまで快音を響かせられていないが、１９日の調整を経て、２０日にパドレスとの開幕戦で「憧れの存在だった」と語っていたダルビッシュとの初対決に臨む。