大谷翔平がダルビッシュから移籍後初安打 打球速度180キロ超の強烈ライナーで 直前には天井直撃の特大ファウル、直後に鮮やか二盗 真美子夫人も歓喜
「パドレス-ドジャース」(20日、高尺スカイドーム)
大谷翔平選手は「2番・DH」で先発出場し、三回の第2打席で移籍後初安打となる右前打を放った。打球速度180・7キロの強烈打球で記念すべき一歩を刻んだ。
2死走者なしの第2打席。初球から果敢に振って行った。3球目の内角直球を振り抜くと、打球はファウルゾーンに飛んでいったが、天井の構造物に直撃。その瞬間、スタンドからどよめきがわき起こった。その後、カウント2-2から外角の変化球を引っ張り込んだ大谷。続くフリーマンの打席で二塁へスタートを切り、余裕でセーフとなる移籍後初盗塁も決めた。
初回無死一塁の第1打席では遊ゴロだったが、打席に入る際に大歓声を浴びた大谷。二盗を決めたベッツが捕手と審判との接触で一塁に戻されるハプニングもあった中、ダルビッシュの変化球を打たされた。それでも一塁へ快足を飛ばして併殺は阻止。ベンチに戻ると笑みを浮かべていた。
「目標としていた選手」と語っていたダルビッシュとの対決。先輩右腕から記念すべき初安打をマークした。この日は屋外での打撃練習を行わず、室内での調整に終始した。昨オフに大型契約を結び、迎えた記念すべきシーズンの開幕。ファンから大きな注目を浴びた。