大谷翔平「2番・DH」水原通訳の電撃解雇のショック乗り越え出場 山本由伸はメジャー初登板 大谷「早い回で援護できれば」

 滞在中のホテルから球場に向かう大谷
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 「ドジャース-パドレス」(21日、高尺スカイドーム)

 ドジャースの大谷翔平選手が「2番・指名打者」で、山本由伸投手が先発投手で出場することが発表された。2人は昨年12月に球団とそれぞれ10年7億ドル(当時の為替レートで約1015億円)、12年3億2500万ドル(約463億円)で合意。山本にとってはメジャー初登板となる。投打の柱として期待されている1500億円コンビのそろい踏みが実現する。

 大谷は前日の開幕戦でドジャースの一員としてデビュー。パドレスの先発、ダルビッシュと初めて対戦し、三回の打席で右前打を放ち、移籍後&結婚後初安打、さらには初盗塁を記録した。八回には中継ぎ左腕から左前適時打で打点をマーク。2安打1打点でチームの逆転勝利に貢献した。

 試合後の大谷は「勝てたのが一番かなと思いますし、終盤で逆転できるのは強いチームじゃないかなと思うので、こういう試合が多ければ、おのずと勝ちが増えてくるじゃないかなと思います」とにこやかに話した。また、第2戦に先発する山本に関しては「本人もあまり緊張しなさそうなタイプなのでリラックスして(試合に)入れると思いますし、今日勝ったので、それもまたリラックスして入れるんじゃないかなと思います。早い回で援護できればいいんじゃないかなと思います」と、先制打に意欲を見せた。

 この日は試合前に球団が大谷の通訳を務める水原一平氏を解雇したと発表。理由は明らかにしなかったが、米報道によると、同氏が違法賭博で負った借金を返済するために大谷の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億7500万円)を送金。同選手の弁護士から「巨額の窃盗」として告発されたと報じている。

▽ドジャースのラインアップ 数字は昨季の成績

1番・遊撃 ベッツ      打率・307 39本塁打 107打点 OPS・987

2番・DH 大谷       打率・304 44本塁打 95打点 OPS1・066

3番・一塁 フリーマン    打率・331 29本塁打 102打点 OPS・977

4番・捕手 スミス      打率・261 19本塁打 76打点 OPS・797

5番・三塁 マンシー     打率・212 36本塁打 105打点 OPS・808

6番・左翼 T・ヘルナンデス 打率・258 26本塁打 93打点 OPS・741

7番・中堅 アウトマン    打率・248 23本塁打 70打点 OPS・790

8番・右翼 ヘイワード    打率・269 15本塁打 40打点 OPS・813

9番・二塁 ラックス     打率・276 6本塁打 42打点 OPS・745

   投手 山本       (オリックス)16勝6敗 防御率1・48

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