メジャー初黒星の山本由伸「責任も感じています」1回5失点でKO 水原氏について質問飛ぶも「ちょっとわからないですね」

 「ドジャース11-15パドレス」(21日、高尺スカイドーム)

 メジャー初登板となる先発マウンドに上がったドジャース・山本由伸投手は1回5失点でKOされ初黒星。制球が定まらず初回で43球を費やし、マウンドを降りた。

 いきなりボガーツにストレートを捉えられると、明らかに投球リズムが狂った。続くタティスにはスプリットがすっぽ抜け、死球を与えた。無死一、二塁からクロネンワースに浮いた変化球をはじき返され、1死も奪えず2点を失った。

 さらにキム・ハソンの犠飛、味方のまずい守備も重なり連続適時打で系5点を失った山本。ベンチに戻ると大谷翔平選手からお尻をポーンとたたかれるも、足早にベンチを歩いた山本。直後にロバーツ監督と通訳を交えて話し合い、降板が決まった。

 この日は水原通訳が解雇されるなど慌ただしい状況で臨んだマウンド。だが右腕は「僕もちょっとわからないですね」と語った上で、別物だったかの問いに「変わらずプレーしていたと思います」と会見で明かした。

 日本で無双だったスプリットが低めに決まらず、浮いたところを捉えられた。ストレートで空振りを奪えず、色んな球種を使いながら試行錯誤したことで初回の球数は43球となった。「コントロールがうまくできず失点につながった。切り替えてやっていきたい。セットに入ってから乱れた」と振り返り、「修正ポイントは分かっている」と前を向いた。

 プロ野球最強右腕と称された男が食らったメジャーの洗礼。それでも打線は最大7点差を1点差に迫る猛追を見せた。ベンチでは大谷が隣に寄り添い「試合に負けてしまって悔しい。責任も感じています。シーズンは長いのでチームに貢献できるように頑張りたい」と山本。まだばん回の機会は数多く残されている。

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