大谷翔平とは「会ったことも話したこともない」違法賭博胴元の弁護士が“黒い”関係を否定 元通訳・水原氏は「病的なギャンブラー」

 ドジャースの大谷翔平選手の元通訳、水原一平氏が違法賭博に関与したとの報道に関して米紙、ワシントン・ポスト電子版は23日(日本時間24日)、水原氏が接触したブックメーカー(胴元)のマシュー・ボウヤー氏の弁護士のインタビュー記事を掲載。大谷の賭博関与を完全否定する一方で、借金返済のために大谷の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億7500万円)を振り込んだと報じられている水原氏を「病的なギャンブラー」と表現するなど、新たな証言を報じた。

 ボウヤー氏の弁護士を務めるダイアン・バス氏は、ボウヤー氏が現在、連邦政府の調査を受けている違法賭博の胴元であることを認め、「彼が会ったり、メールのやり取りをしたのは一平だけだった」と証言。借金返済の銀行記録に名前が残っている大谷とボウヤー氏との関係については「話したり、会ったり、メールのやり取りをしたことも一度もない」と断言し、賭博の関与を繰り返し否定したという。

 同弁護士は、米ESPNがドジャースから解雇される前の水原氏に行った電話取材の内容で焦点となった、少なくとも450万ドル(約6億7500万円)の返済額については明らかにしなかった。実際に振り込んだ人物に関しての記述はなかった。

 わずか3年ほどで6億円を超える借金を背負ったとされる水原氏を同弁護士は「病みつきのギャンブラーだった」と表現。当時の年俸が6桁(10万ドル=約1500万円)に届かなかった通訳が億単位の借金がありながらなおも掛け金を与えた続けた理由を問うと「彼は大谷の親友だったから」と返答。23年の年俸が3000万ドル(約45億円)だった二刀流の資産が狙いだったことを示唆した。

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