「上沢直之は契約破棄してない」関係者が“反論” レイズに保有権 他球団からトレード打診待つ“条項”を行使

 レイズからマイナー降格を通達された上沢直之投手が48時間以内に他球団からメジャー40人枠入りを条件にトレードの打診があれば、移籍できることが分かった。関係者は「本人に契約破棄やフリーエージェントになる権利はない」と、一部の報道を否定した。

 上沢は昨オフに日本ハムからポスティングシステムを使ってレイズと合意。契約形態はマイナー契約であるが、メジャーベンチメンバー26人枠に入った場合は最低保証年俸の74万ドル(約1億1000万円)ではなく、出来高を含む総額350万ドル(約5億2500万ドル)のスプリット契約だ。

 同関係者は一部報道の「契約破棄」について「上沢はFAになったわけでも、オプトアウトをしたわけでもない。彼は契約に含まれる『アサインメント条項』を行使した」と反論。48時間以内に同投手をメジャー40人枠に入れ、レイズと合意したスプリット契約を引き継ぐ意思のある球団からトレードの打診があれば、レイズは応じなければならず、同投手の移籍が決定。打診がなければ、レイズはチーム方針を変更して同投手をメジャー40人枠に入れるか、従来の方針どおり、3Aでプレーさせるかを決定するという。

 上沢は1月にレイズと合意した後、球団を通して「レイズの一員になれたことに興奮していますし、メジャーリーグでキャリアをスタートできる機会に感謝しています。レイズでプレーすることを決めたのは、投手育成の成功と豊かな歴史にとても引かれたからです」との声明を発表。他球団からのメジャー契約のオファーを断ったことも明らかになっている。

 オープン戦では先発2試合を含む4試合に登板し、0勝1敗、防御率13・03。2月29日の初登板ブレーブス戦で2回7失点、2被弾と炎上したが、3月15日のオリオールズ戦では4回1失点と好投した。関係者は「マイナー降格にはなったが、レイズは上沢の実力を評価している」と話し、シーズン中のメジャー昇格の可能性を口にした。

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