大谷翔平が26日6時45分に声明発表へ 水原一平元通訳の違法賭博問題で初対応
ドジャースは25日午後2時45分(日本時間26日6時45分)に、大谷翔平投手が水原一平通訳が違法賭博問題で解雇された件に関して、声明文を発表すると明らかにした。
会見は声明文のみで質疑応答はなし。テレビカメラやスチール撮影も行われない。当初は記者会見するかとみられていたが、連邦政府や大リーグ機構が調査中のため、声明という形となった。
ドジャースは20日(日本時間21日)に水原通訳の解雇を発表。デイリースポーツの取材に対し「球団はメディアの報道を把握しているが、現在は情報収集中であり、これ以上のコメントを控える」と返答するにとどめていた。
ESPNによると、捜査当局が調べていたブックメーカーに水原氏の借金があり、大谷の口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が送金されたことが判明した。
同氏は19日に遠征先の韓国で90分間にわたって同局の単独インタビューに応じた際、大谷の賭博関与を強く否定。賭けの対象はMLBが禁じている野球ではなかったこと、自身が住むカリフォルニア州でスポーツ賭博が違法であることを知らなかったと主張した。
ところが、水原氏はインタビューから一夜明けた20日に前言を完全撤回。自身のギャンブルや借金について大谷には話していないと真逆の証言を口にした。同時に大谷の弁護団から同氏を「大規模な窃盗」で告発する声明文が出された。
MLBの規則では野球以外のスポーツへの賭けは許されているが、違法ブックメーカーの賭けは処罰の対象になる可能性がある。今回の報道とド軍の対応を受けてMLBも調査を開始している。