大谷翔平 途中から「彼」→「一平さん」 メディアにも嘘で説明と明かす 水原通訳は「某友人の借金」と説明していた

 声明を発表する大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース提供)
 声明を発表する大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース提供)
 パドレスの攻撃を見つめる大谷(右)と水原氏=20日
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 ドジャース・大谷翔平投手は25日午後2時45分(日本時間26日6時45分)、水原一平通訳が違法賭博問題で解雇された件に関して、声明文を発表した。

 「僕も話したかったので嬉しく思っている」と語り始めた声明発表。長年、相棒として歩んで来た水原通訳について、大谷は声明の最初で「信頼していた方」「彼」と呼んだ。同席した通訳のウィル・アイアトン氏は「イッペイ」と訳していた。

 大谷は「僕自身、何かに賭けたり、スポーツイベントに賭けたり、頼んだこともないですし、送金を依頼したこともありません」。続けて、「彼がそうしていたことも数日前まで知りませんでした。彼が盗んで、みんなにうそをついていた」と突き放した。

 声明開始から3分が経過し、真実について踏み込むところで初めて、「一平さん」とこれまで通りの呼び方で説明を始めた。「一平さんは代理人には某友人の借金の肩代わりをしたと話していた」。そして、「借金は自分のもの、一平さんが作ったものと説明しました。そこで僕が肩代わりしたと代理人に話した。そしてこれらは全てが嘘だった。取材依頼も伝えてなかったし、コミュニケーションを取っていたと嘘もついていた」となどと赤裸々に明かした。

 大谷は「正直ショックという言葉が正しいと思わないが、それ以上、言葉で表せないという感覚で過ごしてきた。今はそれを言葉にするのは難しい。今シーズンも本格的にスタートするので、弁護士にお任せして、警察に全面的に協力したい。気持ちを切り替えるのは難しいがお話できて良かった。質疑応答はしませんが、さらに進んで行きます」と語った。

 会見は多くの日米メディアが殺到していることからテレビカメラやスチールの撮影は制限されたが、大リーグ専門チャンネルMLBネットワークで生中継。質疑応答はなく、連邦政府や大リーグ機構が調査中のため、声明という形となった。

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