大谷翔平 20日夜「ふたりで話したい」と伝えられた直後の姿 水原通訳が数歩後ろ歩く ともに神妙、足早にホテルへ消える

 ドジャース・大谷翔平投手は26日6時45分、水原一平通訳が違法賭博問題で解雇された件に関して、全ての関与を否定する声明文を発表した。

 大谷は全てを知ったのは20日夜、韓国で行われたパドレスとの開幕戦後のチームミーティングだったと明かした。球団の説明を受けた後、水原通訳から説明。「彼は僕に対して、ホテルに帰ってより詳しいことをふたりで話したいので、待ってくれと言われたので、ホテルまで待つことにした」という。

 当日の日本テレビ系「zero」の中継カメラには、試合を終えた大谷がホテル到着後にバスから降りる様子も映っていた。数歩後ろに水原通訳の姿があり、ともに神妙な表情で足早にホテルへと消えた。大谷は待ち受けたファンの声援に少しだけ手を上げる姿もあった。

 この日の声明では毅然(きぜん)とした態度で、「僕自身、何かに賭けたり、スポーツイベントに賭けたり、頼んだこともないですし、送金を依頼したこともありません。数日前まで、彼がそうしていたことも知りませんでした。結論から言うと、彼が口座からお金を盗んで、僕の周り、みんなにうそをついていた」と打ち明けた。

 大谷の説明では、ギリギリまで、相棒を信じたい思いもあったとみられる。「ギャンブル依存症であることも借金があることも知らなかった。そこで、彼に巨額の借金があることを知りました。僕の口座に勝手にアクセスしてブックメーカーに送金していた、と。僕は、やっぱり、これはおかしい。これは代理人に話したい」と、経緯を説明している。

 結果的に、ホテル到着後の姿が水原通訳との最後の「2ショット」となった。大谷は心境について「正直ショックという言葉が正しいと思わないが、それ以上の、言葉で表せないという感覚でこの一週間は過ごしてきた。今はそれを言葉にするのは難しい」と落胆の色を隠せなかった。

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