「ドジャース７－１カージナルス」（２８日、ロサンゼルス）

　大谷翔平選手は本拠地ドジャースタジアムでの今季初ゲームで、「２番ＤＨ」で先発出場。３打数２安打と活躍した。

　試合前のセレモニーでは、レッドカーペットならぬ、ドジャーブルーの長いブルーカーペットを選手が歩きながら登場。両サイドには選手の家族らが並び、タッチで送りだした。大谷の妻・真美子さんはグラウンド上で行われたこのセレモニーに姿はなかった。

　この日の先発メンバー１番のムーキー・ベッツ選手に続き、大谷の名前がコールされると、会場は大歓声。家族らの列の最後尾付近にいたのが３番フレディ・フリーマンの妻や子どもたちで、大谷が登場すると、背筋をピンと伸ばして待つ金髪の少年の姿が。

　大谷の大ファンで知られるフリーマンの長男、チャーリー君。２０２２年のオールスターで大谷と初対面して記念撮影をし、ドジャースと契約を発表した大谷が、フリーマンと再会した時に「チャーリーはどこ？」と声をかけたエピソードでも話題になった少年だ。

　大谷を待つチャーリー君は、ユニホームの裾（すそ）をギュッと握りしめ、緊張しているようにも見え、大谷は笑顔でタッチを交わし、チャーリー君にだけ左胸のあたりをポンと叩いていた。