パドレス松井「頂き物」の初勝利 ケチャップかけられ手荒い祝福 指揮官&ダルビッシュも感心
「パドレス6-4ジャイアンツ」(28日、サンディエゴ)
パドレス・松井裕樹投手(28)は2-2の七回途中から本拠地初登板し、メジャー初勝利を挙げた。勝ち越しを許した直後に味方が逆転する幸運に「リリーフの勝利は頂き物」と苦笑いも「タフな場面ではあったけど、結果的にチームが勝ってそれが一番」と喜んだ。
1死一、三塁から登板し、暴投で二、三塁とピンチを広げたが「何とか内野フライか、浅いフライにしたかった」と高めに速球を投じた。結果的に三走の生還を許す中犠飛となったが、これ以上の得点は与えない。八回は2番からの好打順を三者凡退に仕留めた。
喜びが控えめな松井に対し、チームメートはケチャップをかけて手荒く祝福し、シルト監督も「素晴らしい仕事だった」と評価。楽天で236セーブを挙げた強心臓は健在。ダルビッシュは「メンタルがすごいからこっち(大リーグ)に来ている。寒かったし、ボールも滑っていたのに」と感心していた。