大谷翔平 開幕4戦目で初のノーヒット 絶好機に二ゴロ併殺打 チームは4本塁打で快勝

 「ドジャース6-3カージナルス」(29日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手(29)はカージナルス戦に「2番・指名打者」で出場し、4打数無安打だった。今季4試合目で初めて安打が出なかった。チームは4本塁打の一発攻勢で6-3で勝利し、2連勝とした。30日(日本時間31日)の同戦で、山本由伸投手(25)がメジャー初勝利を目指して本拠地初先発を果たす。

 本拠地に悲鳴とため息が交錯した。5点リードの五回無死一、二塁の絶好機。大谷がカウント2-1から左腕トンプソンが投げた浮いたスライダーを捉え損ねて二ゴロ併殺に倒れた。

 昨季は135試合、599打席で9回しか記録していないゴロ打球による併殺打。七回の打席では昨年3月のWBC準決勝で逆転の口火を切る二塁打を放ったメキシコ代表右腕ガエゴスに空振り三振を喫した。開幕4戦目で初のノーヒットだった。

 前日のホーム開幕戦は右線二塁打を含む2安打。全4打席を振り返り、「クオリティーの高い打席だった」と自己評価する一方で「そこを継続するのが難しいので明日に向けて対策したい」と話した大谷。結果はついてこなかった。

 しかし、チームは一発攻勢で2連勝。MVPトリオの一角を担う1番ベッツが初回に3試合連続本塁打となる先頭打者弾を放てば、6番のT・ヘルナンデスが2打席連発。計4本塁打で全得点をたたき出した。

 昨年9月に右肘手術を受けた大谷は今季、打者に専念している。試合前には4日ぶり、術後2度目のキャッチボールを行い、約50球を投げた。一歩ずつ。来季の二刀流復活への投球プログラムと並行し、打撃の感覚を磨いていく。

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